現在の相棒、職業用本縫いミシンJUKI SL−280EX。
JUKIシュプールTL-25シリーズの上位機種として発売されたものです。
今回は、こちらのミシンの機能や使い心地など書いてみたいと思います。
機能について
職業用ミシンとは、職業用本縫いミシンといい直線縫いに特化されたミシンのことです。
工業用ミシンを家庭で使えるようにしたもの。
ミシンを買い換えようと色々リサーチしてみたところ、職業用ミシンの中でもJUKIのシュプールという機種は洋裁をされる方たちの間では大変人気の高いミシンだということがわかりました。
SL−280EXは見た目の形としてはシュプールとほぼ同じなので、私も初めはシュプールだと思って購入を検討していました 😆
シュプールとSLシリーズの異なる点は、サブテンションとスピードコントロールつまみがついていることでした。
まずはその二点を含めたSL−280EXの機能についての感想です。
サブテンション
サブテンションとは、ヨリの強い糸でも安定した糸調子を保つ機能。
ねじれやすい糸などを使うと糸かけからもこぼれやすく糸調子が乱れてしまう場合があるそうです。最悪糸が切れてしまう場合も・・・!
サブテンションで安定させてから糸調子ダイヤルにかけることで、そのような乱れを防ぎ綺麗な縫い目が保てる機能です。
実際、通常のハンドメイドではあまり特殊な糸を使うこともないのですが、糸調子に安定感はあると感じています。
よく使う糸は、60番のスパン糸。
たまに、90番やニット用の糸を使うくらいでしょうか。
ママ友はシュプールを使っていますが、購入時にミシン屋さんのアドバイスによりサブテンションを追加でつけてもらったとのことでした。
やはり、ミシン屋さんもオススメのようです。
サブテンションのみも売っていました!
安藤ミシン商会さんは、職業ミシンの細かな付属品が揃うお店です。部品一つから購入できるので本当に助かります!JUKIの部品いっぱいです 😀
私のSL−280EXは中古で購入したので、いくつか足りないものがあったのですがこちらで全て揃いました。
スピードコントロールつまみ
フットコントローラーを最大まで踏み込んだ時のスピードを調整できるものです。
フットコントローラーの踏み込み加減である程度は速度を調節できますが、私のようなフットコントローラー初心者は思わずぎゅっと踏み込んでしまうこともあるので・・・。
最大の速度が調節できるのは大変ありがたい!
今のところ中間の速度に設定しています。
慣れてきたら最大速度を上げていきたいなと思っています 😀
今まではコンパクトなミシンを低いテーブルに置いて使っていました。
職業用ミシンは重量もあるので、ミシン用に購入した机に設置して椅子に座って使っています。
フットコントローラーでの作業はやっぱり楽チンです!
自動糸切りスイッチ
SL−280にはついてなくてEXのついた機種にはある、という機能です。
ハサミのマークです。
シュプールでもついてるものとついていないものとがあります。
なくても困らないもの?という認識であまり重視していませんでしたが、一度使ってみるとかなりの便利機能でした!
作業効率が上がります⤴︎
すこーしだけ(裏側に5ミリくらい)糸が残りますので表面に出る場合は仕上げに切っておく必要はあります。
それでもやっぱり便利です。ついてる機種で良かった♪
30番とかの太い糸は自動糸切りを使わない方がいいそうです。
ママ友のミシンはフットコントローラーの踵側でも糸切りできるという機種。
私は縫ってる途中に間違って切りそうなのが怖いけど、これまた慣れるとすっごく便利だそうです。
ひざ押え上げレバー
ひざでレバーを押すことにより、押えを上げ下げできる機能です。
これも、両手が空くので大変便利。
フットコントローラーで操作するならこのレバーも絶対あったほうが良いと思います。
ちなみに、このレバー、購入時には付いていなかったものの一つなのですが・・・、
安藤ミシン商会さんで購入できました。
針上下スイッチ
スイッチを押すと針が上下します。
ひと針づつ動かすことができます。
布から針を上げ下げする時に使うボタンですが、押し続けるとゆっくり進むので、あとちょっとだけ縫いたい、少しづつ進みたい時にはとても便利です。
縫い始めにゆっくり返し縫いしたい時もこのボタンを使っています。
縫い目の長さ調節ダイヤル・押さえ圧調節ダイヤル・ドロップフィードつまみ
縫い目の長さダイヤルは、カチカチっと回して縫い目を0〜6ミリに調節できます。
押さえ圧調節ダイヤルは、布地の厚さによって押さえの圧を調節できるもの。
今までのミシンには無かったので初めて使いましたが、薄物を縫う時に少し弱めて縫ったら綺麗に縫えました。
普段はあまり動かしてません。 😉
ドロップフィードつまみは、送り歯の上げ下げをするためのもの。
通常の縫い方では布を送って縫っていくので送り歯は上げておきます。
フリー刺繍やキルトなどを行う場合にキルト押さえに変えて送り歯を下げて使うそうですが、これはまだ未経験 🙄
アタッチメント
ミシン購入の際に一緒につけていただいたプロキットというアタッチメントのセット。
こちらは普通は別売りなんでしょうか?ミシン屋さんによるのかな?
その辺りはよくわからないのですが、便利に使っているものもあるのでご紹介します。
マグネット定規
これはとってもよく使っています。
縫い幅を均一にしたい時にピタっとくっつけておくだけ。
ミシンに目盛りも付いていますが、例えば、1センチよりもちょっと多め・・・とか微妙な幅に揃えたい時なんかは最初にちょうどよい場所にくっつけておくだけで、はみ出さずにガーっと縫えるのであると助かります。
コンシール押さえ
今までにもコンシールファスナーを縫ったことはあります。
その時は、あらかじめファスナーのムシをアイロンで起こしておき、ファスナー押さえでギリギリを縫うというやり方でつけていました。
このコンシール押さえを使えば、ファスナーのムシが押さえの溝に入り起きた状態になるので、自動的にギリギリを縫うことができます。
すごい!
スムース押さえ
こちらはテフロン押さえとも言いますが、レザーやビニールコーティングなどの滑りにくい素材を縫う時用の押さえです。
今のところレザーは縫ったことがありませんが、つるつるペタペタのコーティング素材を縫う時には欠かせないですね。
最近はサラサラのラミネートコーティングなど、この押さえがなくても縫える生地ばかり縫っているけど、持っていて損はない押さえ。
いつかレザーも縫うかもしれないし!
段付押さえ
段付押さえも使ってみるとすごいです。コバステッチがビシッと縫えます。
ネームタグをつけるときもキレイに縫える。
付け替えるのが面倒だったりして・・・、つい目視で縫ってしまいますが、ここぞというコバステッチは段付押さえで縫いたいです。
セットのものは右1.5ミリでしたが、左用やステッチ幅の違うものなども様々あります。
キルト押さえ
そして、謎のキルト押さえ 😀
まだ使ったことがありません・・・。
自由に縫えるっぽい、ということくらいしかわからなくて。興味はあるのですが。
まだキルトや刺繍にはたどり着いていないので、もしも使ったら感想書けたらいいなと思います。
まとめ
さて、今からもう2年以上たちますが、職業用ミシンで最初に作ったのは知り合いから頼まれていたエレクトーンカバーでした。
ドキドキしながら縫い始めましたが、、、なが〜い直線も楽々 😀
本体の重量があるのでスピードを上げて縫っても安定感がある!
何層にも重なった部分もスイスイ〜。
そして、肝心な縫い目も大変美しく仕上がりました。
縫い終わりは糸切りスイッチでシャキーン 😉 !
糸調子も良く、新しい機能を使うのも楽しく、カバーは無事に縫い上がりました。
やっぱり、買ってよかった!さんざん迷ったけど、買ってよかった!
って思いました 😆
その後も今に至るまで順調に、薄物厚物を縫っています。
帆布もやっぱり良く縫えますね!
表だけでなく裏側の縫い目も安定しているので自信を持ってステッチがかけられます。
職業用ミシンは使い終わったらこまめに油を差すことも忘れてはいけないポイント。
油を差し忘れていたら、糸切りできなくなって慌てて差したーってお友達が言ってました 😯
油は毎日でもいいみたいです。
私もひとつのものが終わったら、糸くずを払って(糸くずが下糸あたりにすぐたまる 😆 !)油をさして、何度か行ったり来たりガーッと縫ってみて油がしみてこないかどうか確認しています。
針は布に落としたままにしておくのがいいそうなので、次に使う時までそうしています。
職業用本縫いミシンは、やっぱり一生もののお買い物!
大切に仲良くしていきます♪