玄米と米ぬかのエコカイロ

玄米と米ぬかのカイロ1 おすすめ

インスタグラムやブログで見た手作りカイロが気になっていました。

玄米や米ぬかなどを袋に詰め、レンジで温めて繰り返し使えるものです。

蒸気の温熱効果が期待できるらしく、優しい温かさが2〜30分ほども持続するとのこと。

蒸気を含んだ熱は体の奥まで温まりしっとり効果もある、というのをテレビの特集で見てから、朝は蒸しタオル洗顔をしています 😀  

そんなこともあり、玄米とぬかのカイロをぜひ作って使ってみたい!と思っていました。

冬の贈り物にも良さそう。

 

手作りしている方々のレシピを参考にしながら私も作ってみましたので、大きさや分量などの参考に記録しておきたいと思います。

カバーを気に入った布で作ることができるのも楽しいポイントです。

 

今回作ったのはB5サイズの四角い形のカイロ

お腹を温めるのにちょうどいいサイズ!

 

 

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材料

 

カイロの中身

玄米:米ぬか:粗塩 → 2:2:1 の比率

玄米、米ぬか、粗塩

玄米 120グラム

米ぬか(炒りぬか) 120グラム

粗塩(にがりが残っているもの) 60グラム

ローリエ(ぬかの匂いが気になる場合) 1枚

唐辛子(防虫効果・温かさ持続効果) 1本

*重さ300グラムになるように配合しました

 

内袋とカバー

B5用紙(B5クラフト紙)を型紙にして裁断してみました。

レンジにかけるので布地は必ず「天然素材」を使います。

化繊は溶けてしまう恐れがあるので使わないでください。

内袋用生地(シーチングなど目の詰まった生地) B5サイズ2枚

外カバー用生地(綿や麻などのややしっかりした布) B5サイズ2枚、短辺×9センチ1枚

 

カバーは入れ口の生地を重ねて作る、枕カバーのような作りにしました。

生地の裁断はお好みで、長くつなげて切ってもいいと思います。

私は、わかりやすくB5用紙のサイズで裁断して縫い代はすべて1センチとしました。

 

作り方

 

カイロの中身を準備します

1 玄米、米ぬか、粗塩をフライパンに入れて軽く炒ります。

ぬかが少し茶色く色づいて香ばしい香りがしてくるくらいまでが目安。

炒りぬかを使っていますが、カビや虫の発生を防ぐため、あらためて炒っておくと安心だと思います。

 

2 火を止めて、小さく刻んだローリエの葉と唐辛子を混ぜます。(肌あたりを考えて小さく刻むと良いそうです)

唐辛子を入れるのは防虫効果も期待していますが、アイピローとして使用する場合は入れない方がいいかもしれません。

 

内袋を作りカイロの中身を詰めます

1 内袋用の布の短い1辺を返し口とするために1センチ幅で内側に折っておきます。2枚を中表に合わせます。

 

2 返し口以外の3辺を1センチの縫い代でぐるりと縫い表に返します。返し口の部分は内側に折り込まれた状態になります。

 

3 カイロの中身を詰め、返し口(→の部分)を下までミシンで縫い閉じてしまいます。

 

外袋を作ります

1 B5サイズ1枚の短辺と、幅9センチに切った布の返し口にする部分を、それぞれ1センチの三つ折りにしてステッチします。

 

 

3 縫ってない布[1枚目] → 9センチ幅の布 右寄せ[2枚目] → 三つ折りした布 左寄せ[3枚目]

の順で重ねます。

 

 

4 ぐるりと1センチの縫い代で縫います。ほつれが気になる場合はジグザグミシン、ロックミシンなどをかけておきます。

 

4 表に返したらカバーの出来上がりです。

 

カイロをこのカバーにセットして使います。

気に入った生地に直接カイロの中身を入れて作る方法もありましたが、約200回ほど繰り返し使えるようなのでカバータイプにした方がお洗濯できて便利かなと思い、別々に作りました。

 

使い方

 

温めは電子レンジ、もしくは蒸し器

さて、早速電子レンジで温めてみましょう。

このサイズ(B5、300グラム)だと、500ワットで1分半くらいがちょうど良かったです。

色々なサイトを参考にさせていただきましたが、高いワット数での使用や2分以上の加熱は発火の恐れがり危険のようです。

オート温め機能は使えません。必ずワット数と時間を設定してください。

 

ご自宅の電子レンジの使用方法をしっかり確認してから温めましょう!

通常の使用で食品を温める場合でも、庫内が汚れていたり加熱しすぎたりは事故の原因になりますのでご注意を!

 

また、蒸し器で蒸す方法でも良いそうです。より安全で生地の傷みも少ない方法。

ご興味のある方は調べてみてください。

私は、、、蒸し器を準備してお湯を沸かしてってなると、せっかくの手軽さがなくなってしまうので、レンジでチン!して使います 😉 

 

寿命は、平均200回ほどだそうです。温かさが持続しにくくなったり、ぬかが乾燥してフワフワ感がなくなってきたり、塊を感じるようになったりしたら、新しいものに取り替え時だそうです。

冬だけ使うなら、2回は越せるくらいの計算ですね。

 

30分後までの温度を測ってみました

チーン♪と出来上がり、取り出してみると、、、あったかいです!(当然ですが!)

ぬかの香ばしい香りがします。

懐かしい感じがするので、この香り私は好きなほう。

麦こがしというお菓子の香りに似ているような・・・?

 

ぬかの香りが苦手な場合、ハーブを入れても良いそうです。

今回ローリエを1枚入れてますが、あんまり香りはしてないみたい 😐 

ラベンダーなどを入れてるレシピもありましたよ。

 

そして肝心な使いごごちは・・・。

お腹においてみると、思った以上にじわじわと温かさがくる感じ。

そして、ぬかと粗塩がいい感じに蒸気を放出するためしっとりした感じです。

 

試しに温度を測ってみました。チンしたカイロを二つ折りにして、間に温度計をセット。

【 500ワット 1分30秒加熱 】

直後    65℃

2分後   68℃(やや上昇)

10分後  66℃

20分後  59℃

30分後  52℃

 

だいたい2、3分後にかけてじわじわっと温度が最高になり、30分くらいの間は温かさが続く感じです。

使用するときは平らにするのでやや変化はありそうですが、実際の体感でもそのくらいの間は効果がありました。

お布団の中でお腹や足を温める場合は、お布団の保温効果も期待できそうですね。

 

低温火傷のリスクは少ないようですが、70℃近くまで上がる場合もありそうなので肌に直に付ける場合は注意してください。

服の上から温めたり、レンジでの加熱時間を少なめにするなどの工夫が必要です。

 

保管方法

防虫・防カビのため、たまに天日干しをして、しばらく使わないときは冷蔵庫に入れると安心。

来年の冬まで使わないよ!という場合は冷凍庫がいいそうです。

 

私は、毎日は使わないので保存袋に入れて冷蔵庫にしまっています。

冬が終わったら冷凍しようかな 🙂 

感想

 

今回は、ずっと気になっていたカイロを作ることができて大変満足!

特にぬかや粗塩を入れることで湿度のある温かさを得ることができました。

このほかにも、玄米だけとかあずきだけとか色々なエコカイロを見かけましたが、蒸気の温熱という点が気に入ったのでぬか入りのカイロを作りました。

 

おへその下の丹田に置いておくととてもいい気持ちで、体全体がほんわかする感じです。

首筋や、肩が辛い時なども良さそうです。

そして、目を温めるのも本当に心地良い!

形を細長くして、アイピローも作ってみたいです。(唐辛子は抜きで)

 

初めは、ちょっとバカにしていた息子(高校生 😀 )でしたが、お腹において寝たらすごく気持ちよかったらしい・・・。

ほらね!!

 

低温やけどと、電子レンジの取り扱いには十分注意してくださいね!