結婚してすぐに購入した山崎範夫のミシン。
はりきって買ったのに、忙しくて数年間は押入れの中でした。
それでも、子どもが生まれてからは大活躍で色々なものを作りました。
実際に山崎範夫のミシンを使ってみた感じや、どんな生地を縫ってきたのかを振り返ってみたいと思います。
山崎範夫のミシンを選んだ理由はコチラ
普通地コットンからキルティング
最初に作ったのは、よちよち歩きを始めた息子のための小さいショルダーバックでした。
キルティングで作った本当に簡単なバック。
四角い袋の口にマジックテープをつけて、ショルダー紐を一本つけただけです。
簡単にかけられるようにショルダー紐の片側をボタン留めにしました。
そのショルダーバックに、いつもミニカーを2台入れてお出かけしてました。
今からは想像できないくらい小さくて可愛かったなぁ!
初作品はとっても調子よく縫うことができました。
ジグザクもボタンホールも快調でした。
糸のかけ方は本体に貼り付けられる図解シールがあったので間違えることもなく、糸調子も良好。
ボビンケースをちょっと調節したと思います。
ネジを本当に少しづつ回して丁度良い締まり具合にします。
最初は針の号数など全然気にしていなかったのですが、11号(普通地用)で縫える程度の布地ばかりだったので問題なかったです。
実家で使っていたミシンは糸調子を合わせるのに少し手間取ることもありました。
それに比べると山崎範夫のミシンはほとんど調節なしで使えました。
その後、幼稚園に上がる頃までに作ったのは、コットン生地のお洋服やバック、マフラーをリメイクして作った上着など。
もっとガンガンお洋服を作る予定だったけれど、息子のお昼寝タイムにはかなりの確率で私も寝てしまい、思ったように製作できず無念。
裁断したままサイズが合わなくなってしまったものもいくつか。
子どもってすぐに大きくなってしまいますね。
うさぎの物語風プリント、コットンパンツです。
幼稚園グッズから入学式のスーツ
幼稚園に入る頃になると、入園グッズに始まり、バザーのための手作り品やお遊戯会の衣装などなどミシンの出番も格段にアップ!
たまに衣装用のベロアやサテンなどを扱うこともありました。
ベロアのような少し毛足のある生地もちゃんと縫えました。
薄地すぎる布だと縫い始めに生地が巻き込まれてしまったり、縫い目がつれてしまうこともあるのでちょっと注意が必要でした。
難しそうな生地は、始めの何針か様子を見ながら手動でプーリーを回して縫い進め(返し縫いも注意してゆっくり)押さえの先まで布が出たところで本格的に縫い始めるようにしていました。(後で気づくのだけれど、針も9号にすればよかったです)
押さえの下にきちんと生地が入っていること、縫い始めの糸を後ろの方に一度引っ張ってから押さえを下ろすこと、などを気をつけていました。
薄い布に限らず、縫い始めの糸端をきちんと引いておくと絡まることが減るようです。
そして、幼稚園で知り合ったママ友(縫い友)と色々な情報交換もできるようになり、日暮里繊維街にも繰り出すようになり、小学校入学用のスーツを縫う!という大仕事にもチャレンジ。
スーツ、頑張って仕上げました。1年生なのにハーフじゃなくてフルレングスのパンツがとても可愛かった(と思う!)
けれども、デニムライクなやや厚手の生地(濃紺だけど微妙に色落ち感がありカッコイイ)を使ってしまい、想像したよりもかなりコワコワしたスーツになってしまいました。
(1度きりの出番かと思われましたが、6歳違いの甥っ子がコワコワを我慢して着てくれました!ありがたい)
小学1年生用のスーツはサイズが小さいのであんまり硬めの布はダメですね。反省。
でも、ミシンは快調でした。
帆布、ビニコ、ニット、ファーなどなど
息子が小学校に上がると、日暮里に買い出しに行く頻度もだんだん増えて、色々な生地にも出会いました。
その頃にようやく(?)針の号数を変えるとか押さえを変えるとかいうことに気がつき、だんだんミシン周りの小物も揃え始めました。
すると、結構な厚手の生地からちょっと特殊な生地までちゃんと縫える!山崎範夫のミシン、すごい!
ニットやファーを自分で縫えるとは思わなかったです。
トレーナー生地などはもちろんお洋服もいいけど、小物を作っても可愛いいです。
パーカーを作った残りのニットでDSポーチを作りました
程よくフカフカしていてちょうどいい!
それから、ほんの少しのファーでネックウォーマーが作れたり、ビニールコーティングでポーチや手提げを作ったり・・・夢はひろがるばかりでした。
小学校の集大成はもちろん息子の卒業式のスーツ。
型紙を揃えてワイシャツにも挑戦しました。
前回の失敗を踏まえ、生地はウール地のようにも見えるテンション低めのニット地を選んだので着心地は抜群。
針も糸もニット用のものを使い無事に仕上げることができました。
でも、濃紺てなんだか地味だったな〜・・・とか心残りはやっぱりある。
その後、麻生地や帆布にハマり、だんだん厚手の生地を縫うようになりました。
11号の帆布は余裕で縫えました。
8号も結構いけます。でもちょっと注意深く縫わないと、持ち手部分などの重なりが多いところでたまに針が折れてショック!
針は16号、糸は30番、重なり部分は手動で慎重に。
まとめ
山崎範夫のミシン、結果的に私はとても満足して使ってきました。
薄手のコットンからデニムや8号帆布まで縫うことができました。
ニットや、ファー、ビニールコーティングといった素材も針や押さえを変えることで縫うことができました。
縫い目も安定しているし、糸調子が合わなくて困ったということもなかったです。
強いて言えば、手元のスタートボタンを押して縫うことに慣れが必要かもしれません。(返し縫いの時は右手で全部押さなければならなかったので)
フットコントローラーが使える環境ならよかったです。
十数年使用し、現在はスタートボタンの調子が悪くなってしまったのですが、それまでは故障もなく、あんまりお手入れもしてないのに(ゴメンナサイ!)丈夫でした。
後半は帆布ばかり縫っていたので、頑張らせすぎたような気も。
(でも、修理したらまだ使えるかも、です)
山崎範夫のミシンは現在も3万円ちょっとというお手頃なお値段ですが、お洋服から帆布のしっかりしたバックまで十分に縫えるミシンです。