そろそろミシンを新しく

ハンドメイド

約1年半前にとうとう相棒だった山崎ミシンの調子が悪くなりミシンを買い換えました。

新しく買ったのはJUKIの職業用ミシンSL−280EXです。

新しく、といっても中古でお譲りいただきました。

 

JUKI職業用ミシンSL−280EXにたどり着くまで、さまよいにさまよいました!

購入までに気になったミシン、SL−280EXをお譲りいただくまでの過程をお話しします。

 

 

 

 

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ミシンがやや不調・・・

2年前頃から山崎ミシンの調子がだんだんおかしくなってきました。

頻繁に使うようになってから10年、購入からは18年以上が経っていました。

私のミシンにはフットコントローラーをつけていませんでしたので、針の上のスタートボタンを押して縫い始めます。

普通はスタートボタンを1回押せば指を離しても、もちろん縫い続けられます。

それが、指を離すと停止してしまうという状態が時々現れるようになりました。

そんな時はスタートボタンを押しながら布も抑えようとするので、指がおかしな状態になってとても縫いづらい。

たまにの症状なのでそのうち修理に出そうか・・・と思いながら使っていました。

(山崎範夫のミシンは保障期間外でも送付修理というのをお願いできるので。)

 

ここ数年は急激にミシンの使用頻度が上がり、特に帆布のトートバッグを作る機会が増えていたので、ちょっと無理させすぎたのかもしれません。

細々ですがオーダーをいただく事も増えてきたので早めになんとかせねば、、、と思っていました。

 

少し前に、縫い友でもあるママ友の長年愛用していたミシンもやはり壊れて・・・。

(私と逆で縫いがストップしなくなる症状でした。コワイです!)

何度か修理にも出したけどダメで、とうとう職業用ミシンというものに買い換えていたのです!

 

やっぱり、もう少しパワーのあるミシンに買い換えるべきか・・・。

でも、どんなミシンが良いのか?職業用ミシンとは一体何?

ということで家庭で使えるミシンを調べて見ることにしました。

 

家庭で使えるミシン

ざっくりまとめてみました。

 

電子ミシン・コンピュータミシン

1台で、直線縫いやジグザグ縫い、ボタンホールなどが可能となる万能ミシン。

様々な刺繍ができるものも。

コンパクトなものから本格的なものまで、お値段も様々。

 

職業用ミシン

工業用のミシンを家庭で使えるようにしたもの。

直線縫い専用のミシン。美しい縫い目と強力なモーターパワーが魅力。

工業用ミシンと同じ押え金が使える。アタッチメントが豊富。

耐久性にも優れている。

 

ロックミシン

かがり縫い専用のミシン。ニットの縫い合わせもできる。

1本針2本糸、2本針4本糸などの種類があり、作りが少し複雑。

「カバーステッチ」ができるものも。

ロックミシンとは別で、カバーステッチ専用の機械もある。

 

 

本当にざっくりとですが以上のようなことがわかり、職業用ミシンというジャンルはこの度初めて知りました。

本格的で丈夫そう!と思いました。

 

購入の条件

ミシンを購入するとしたら、以下のような条件を考えていました。

 

*直線が美しく縫えること。できれば垂直釜で下糸の調節もできるものが良い。

*厚手の生地に対応できるパワーが欲しいのである程度重量のあるミシンが欲しい。

*コンパクトでなくても大丈夫。

*刺繍などの機能はなくても良い。

*予算は5万円くらい。安すぎず、高すぎないないもの。

 

私がよく作るものは小物類や洋服、手提げバッグやトートバッグなど。

最近は帆布を縫う事が多くなり、ある程度パワーのあるミシンが必要だと思っていました。

山崎ミシンでも、8号帆布まで縫えたのですが、頻繁に厚地ばかり縫っているとミシンの寿命が縮まってしまう気がしていました。

 

アパートからは引越し、スペースの問題はやや解決。

(ミシン部屋を作ろうと密かに計画しており、いずれはミシンを出しっぱなしにする予定でした 😆 )

 

予算としては5万円くらいを想定しました。

山崎ミシンは3万円くらいでしたが、もちろんそれよりも安価なミシンもたくさんあります。

ただ、安価なミシンは本体が軽く私にとってパワー不足になることは間違いないと思ったので、もう少し重量のある3万円から5万円くらいのものがあればいいなという感じでした。

 

ミシンの価格については基本的にミシン屋さんに行かないとわかりません。

インターネット通販でもたくさんのミシンが販売されていますが、最新機種は直接お店に問い合わせしないとお値段がわかりません。

 

職業用ミシンの定価は15万円以上はするし、販売価格は問い合わせしないとわからないので購入は難しいかな・・・と感じていました。

 

気になったミシン

色々調べている中で気になったミシンがいくつかありました。

 

アイシンミシン スーパージーンズ

「アイシンミシン」

スーパージーンズ

デザインが少し一般的なミシンと違っていて、カラーもホワイト、ブラウン、ブラック、それにレッドとか可愛い色もあって、グッドデザイン賞も受賞していました 😉 

特に私は厚物専用のスーパージーンズというモデルが気になりました。

お値段も3〜4万円ほどでお手頃。

 

アイシンミシンというものを知らなかったのですが、アイシン精機株式会社はトヨタグループでベッドとミシンを扱っているかなり歴史のある会社でした。

トヨタってミシンも作っていたんですね。

もう、スーパージーンズにしちゃおうか!って思ったのですが・・・、釜が水平でした。

垂直釜だったら見つけた勢いでそのまま買ってたかもしれないです。

お値段もデザインも魅力的だったし、口コミも良さそうでした。

ま、水平でもいいかな・・・?とかなり購入に傾いたのですが、垂直釜に親しみがある私はやっぱり下糸の調節もしたいんですよね。

 

ひとまず、職業用ミシンを調べてから・・・と、その時は思い留まりました。

 

今回、久々にホームページを覗いたらアイシンミシンは今年(2019年2019年4月!?)でミシンの販売が終了していました!

購入には至りませんでしたが、ちょっと残念な気持ちです。

 

 

JUKI職業用ミシン シュプールシリーズ

そして、職業用ミシンを検索するとたくさん出てくるのはJUKIのミシン。

使っている方もたくさんいるみたいだし、ママ友が購入したのもシュプールです。

シュプール

 

調べれば調べるほどシュプールの人気の高さが目立ちました!

気をつけて見てみるとハンドメイド作家さんのアトリエ写真にはシュプールが写っていたりしますね。

 

職業用ミシン全般に言える事ですが、縫い目の美しさ丈夫さ、厚物縫いの際の貫通力など本格的な機能がとても魅力的です。

 

シンプルなデザインにも好感が持てますが、機能がシンプルであるという点も良く、丈夫なボディと合わせて耐久性にも優れています。

職業用ミシンを購入する場合、一生ものの買い物と考えていいのでは?と思いました。

 

ただし、ジグザグ機能がないことと、高価であることはネックでした。

問い合わせてみれば、かなり割引しているお店もあるようですが、それでも欲しい機種は8万円以上はするようでした。

きちんとした販売価格は問い合わせをしてみないとわからないので、ネットで購入してもいいものかどうかもすぐには判断がつきませんでした。

 

アンティーク調ミシン

そんなこんなで悩みに悩み中、中古のアンティーク調ミシンを発見。

本当のアンティークではなくて、アンティーク調なのです。

見た目がアンティークミシンを再現していてとっても可愛い。

アックスヤマザキのブルーバードというお品だったと思います。

ブルーバード

 

詳細は覚えていないのですが、中古価格で1万5千円弱?で出品されていたと思います。

直線縫い専用で厚物もかなり縫えそうなミシンで、新品でも3万円くらいだったのでちょっと買いそうになりました・・・。

中古で出ていたお品は、ぐずぐずしているうちに売れてしまったのですが、中古という発想もありか!と。

 

JUKIのSL−280EX

数ヶ月の間、ミシンを探してさまよい続けて😣中古も視野に入れて検索・・・。

 

知れば知るほど職業用ミシンが欲しくなってしまい、オークションやフリマサイトなどでシュプールを中心に見ていました。

同じように見えるミシンでも品番が少しづつ違い、ちょっとした機能があったりなかったりしてややこしかったです。

中古はお値段もマチマチ、品質に対して妥当なのか高いのかの判断がつけにくいし、欲しいスペックの機種が出品されているとは限りません。

 

そしてある日、某フリマサイトで「JUKI SL-280EX」という機種を発見しました。sl280ex

形がシュプールと同じなので、てっきりシュプールかと思ったらそうではなくて 😆 デザインも微妙に違いました。

 

品番で検索して調べてみると、シュプールと違う点は、「サブテンション」と「スピードコントロールつまみ」が付いている点でした。

サブテンションスピードコントロール

 

現在の最新機種はSL-700EX。

なかなか良さそうなので真剣に購入を検討することにしました。

 

後で聞いたら、シュプールを買ったママ友も購入時にサブテンションをつけてもらったそうです。

 

フリマサイトで購入

結果として、フリマサイトで見つけた中古のお品を購入することに決めました。

購入を決めたのは以下の点においてです。

 

*まずは予算内!のJUKI職業用ミシンである。

*使用頻度が低く状態が良さそう。

*付属品がほぼ揃っている。(特にフットコントローラーと補助テーブル、アタッチメント類)

*自動糸切りが付いている機種。(EXのつく機種には有り)

*「サブテンション」が標準装備。

*工業用針を使用。(家庭用針に比べると強度で勝る。ただし取り付けの方向に注意が必要)

*出品元の方が信頼できそうだった。(フリマサイトにおいては一番重要ですよね!)

*ジグザグに付いては後で考える・・・。

 

新品ではないので色々考慮する点も多く、難しい買い物ではありました。

 

購入後に品物はすぐに送っていただけて、動作も問題なく、使い込まれた感じもあまりなかったので良かったです。

必要とする付属品もほぼ付いていました。(一部足りないものなどは買い足しました)

 

感想

ミシンを新しくしたいと思い始めてから、半年くらい悩んでしまい率直に疲れました!

今は、ネットで色々調べられるので便利である反面、情報が多すぎて、私みたいなタイプは迷路にはまってしまう場合もあります 😥 

 

お金に糸目をつけないのならば、一番欲しいのをポーンと買いたいけど・・・ 😆 

ちなみにSL−700EXの限定モデルブラックが発売されました。定価20万円!

ただただ、かっこいいので欲しいです 😆 !

ピアノブラック

 

自分がどんな用途でミシンを使いたいのかによって自分にあったミシンがわかってくるのかなと思います。

私の場合は、薄地よりも厚地に強いミシンが欲しかった事、日常的にミシンが必要であったことから職業用ミシン、中でもJUKIの職業用ミシンを購入したいと思いました。

 

 

良かった点と注意するべき点まとめてみました。

良かった点

*直線専用ミシンは機能がシンプルで作りも丈夫なので中古でも良い品物が見つかった。

*良心的な価格の品物を購入できた。

*様々な機能を調べたことにより納得して購入することができた。

*予算内で職業用ミシンを購入することができた。

 

注意するべき点

*フリマサイトは個人間の取引となるので、動作に問題ないか、付属品は揃っているか、万が一不良だった場合は返品に応じてもらえるか、など購入前にきちんと確認をとっておく必要があると思った。

(お金のやり取りについては運営会社が間に入っているので、オークションよりは安心感があるのかなと思いました)

 

以上が、今回ミシンを購入するまでのお話でした。

山崎範夫のミシンが本当に壊れてしまう前に購入できました。

「SL−280EX」を使用してみての感想はまた次回書きたいと思います。